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知っておきたい!!環境関連情報への知識  

~新たなリサイクルシステムの構築・・・古紙リサイクル資源の100%国内循環を目指して~

ブックオフグループホールディングス株式会社は、古紙リサイクル資源の100%国内循環を目指し、日本製紙株式会社と新たなリサイクルシステムを構築・運用を開始しました。
これまでのブックオフは、お客様からの買取時にお値段がつかず、お客様の了承に基づきお引き取りした書籍、および買取後に一定期間販売に至らなかった書籍については、古紙事業者に引き渡すことでリサイクルに繋げていたそうです。
引き渡し後は、古紙事業者の裁量に委ねており、その多くは海外へも輸出されていました。
このたび、「ブックオフが排出した資源物は原則として国内で再資源化したい」という意思のもと、ブックオフの指定拠点より排出された古紙については、古紙事業者を通じて、その全量を日本製紙へ納品するシステムを立ち上げました。
立ち上げたことにより、お客様から買取・お引き取りした書籍が確実に国内で再資源化されるだけでなく、ブックオフとしてもトレーザビリティの強化やより排出者としての責任を全うすることに繋がります!!
まずは、ブックオフ公式EC買取・販売サービスである「BOOKOFF Online」の倉庫(横浜市)より、排出される年間約8,000トンの古紙について本システムを運用し、その後全国に展開中のBOOKOFF店舗から排出される古紙についても同様の流れを検討するそうです。
また、将来的には、ブックオフが排出した古紙から生まれた再生紙を、ブックオフの事業活動に活用する循環システム(クローズグループ)についても検討中だとか。
ブックオフは、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の趣旨に賛同しており、「BOOKOFFでモノを買う、BOOKOFFでモノを売る」というシンプルな行動が、「ごみを減らしている」「使えるものの寿命を延ばしている」という「価値ある行動」へ。
さらなる持続可能な循環型社会の実現に向け、取り組みを強化しているブックオフグループ。
社会にとってのプラスとなり、積極的に行動されている姿がかっこいいですね!!

~レジ袋有料義務化・・・全小売店が対象~

スーパーやコンビニエンスストアを利用している方は多いのではないでしょうか。
経済産業省と環境省の合同審議会は、全小売店のレジ袋の有料化について、2020年7月1日にスタートする政府案を了承しました。
有料化の対象は、消費者が購入した商品を持ち運ぶために、店が提供するプラスチック製の袋。
業種を問わず国内の全小売店に有料化を義務付けるそうで、削減に取り組む動きは自治体レベルで広がっているが、国が全国の小売店を対象にレジ袋の有料化を義務付けるのは初めてとなります。
ただ、微生物に分解される生分解性プラスチック製や植物由来のバイオマスチックの配合率が25%以上の袋、つまり環境に配慮したレジ袋は対象外。
また、洋服店などでお客様に提供される厚手の袋(厚さ0.05ミリ以上)についても、繰り返し使用することを念頭に対象外となるそうです。
1袋の値段は各店が決定し、1枚数円程度とみられます。
さて、レジ袋の例外には反対のお声も上がっており、スーパーや百貨店業界は、「消費者の理解を得にくく、袋の種類が増えることにより、レジでの混乱も懸念される。レジのシステム変更や従業員への教育も必要となり、準備に余計に時間がかかることが考慮されていない。」とのこと。
一方で、コンビニなどが加盟する日本フランチャイズチェーン協会では例外を歓迎しており、「おでんなど汁物を購入した顧客を考え、安全性や衛生面が担保できないと無料袋の導入を求めてきた。例外がある結果に満足している。」との見解。
様々な意見がある中、原田環境相は「レジ袋の有料化を通じて、消費者一人一人にプラスチック問題を考えてもらいたい。」と述べました。
今後、店舗によってレジ袋の値段も異なるとのことですが、有料化を通じて、私たちがプラスチック問題を身近に感じ、真剣に向き合う機会にするべきですね。

~プラスチックを削減する生活・・・北欧式・楽しんでエコな暮らし 33の工夫~

ノルウェー最大規模の環境団体のひとつである「私たちの手の中にある未来」。
こちらでは、プラスチックをできるだけ使用しない挑戦をする2週間プログラムを実施!!
首都オスロなど複数の街の市民が参加して、みんなでプラスチックを減らす工夫をしているそうです。
プラスチックを「全く使用しない」ことは現実的に難しいですが、プラスチックを「ほんのちょっと減らす」ことはできるはず・・・という企画です。
今回の企画では、「Ducky」というノルウェー発のサイトが共有プラットフォームとして使用されていて、サイトには33個の活動が記載されており、日本でもできそうなことばかりです。
いくつか例を挙げると・・・
1.今日の洗濯量を減らした。
2.職場まで徒歩・自転車で行った。
6.他の人と一緒に車に乗った。
11.プラスチックではできていない、何回も使える衛生用品を使用した。
14.プラスチック以外の何度も使える保存容器を利用した。
18.マイバッグを使用した。
21.プラスチック包装がされていない食品を購入した。
24.何度も使えるコップを使用した。
25.プラスチック使用を減らす努力をした、プラごみの習慣を変える努力をした。
など、他にもFacebookでグループを作り、ハッシュタグ「#plastutfordiringen」(プラスチックへの挑戦)として、みんなで体験を共有しているそうです。
一人ではなく、みんなで協力して挑戦することは、それぞれのモチベーションも上がりますし、ぐんぐんやる気が出てきますね!!

~包装紙(素材)の切り替え・・・脱プラ対策に向けて~

コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンがプラスチックごみ(廃プラ)削減の動きを加速させています。
2019年7月中におにぎり全品の包装を「バイオマスプラスチック」と呼ばれる素材に切り替え、対象商品の拡大を検討しているそうです。
セブンが新たに使用するのは、サトウキビを原料に配合し、石油の使用割合を抑えた素材。
セブンは全国約2万1000の店舗で、年間に約23億個のおにぎりを販売しています。
包装素材を切り替えると、プラスチックの使用量を年間約260トン、二酸化炭素(CO2)の排出量を約400トンそれぞれ削減できる見通しとなっています。
セブンは今月から大阪府の一部店舗で、植物由来の素材でできたスプーンやフォークの試験導入を始めていたが、主力商品のおにぎりに広げることで脱プラスチックに弾みをつけたい考えを持っているそう。
また、ネスレ日本は、チョコレート菓子「キットカット」の大袋入り5品目のプラスチック製外袋を、2019年9月下旬の出荷分から順次、紙製に切り替えると発表されました。
これは、世界的な脱プラスチックの流れに対応します。
紙製への切り替えで、1年間にレジ袋3800万枚分に相当する380トンのプラスチックを削減できるとされています。
品質保持のため、商品を1枚ずつ包む個包装はプラスチック製のままですが、将来的には微生物が分解できる「生分解性プラスチック」や紙などに切り替える方針だそうです。
海洋汚染を引き起こす廃プラの削減は社会的な課題になっており、大量にごみを排出する企業に対する消費者や投資家などの視線が厳しくなっています。
「プラスチックごみ削減に、食品メーカーとして協力したい」と述べておられ、一つひとつの他社が意識を持ち、地球を守る対策に取り組んで頂きたいですね。

~高級おせちも脱プラ・・・容器は新素材~

もうすぐお正月の季節になりました。皆さん、おせちは食べますか?
お正月気分を盛り上げてくれるのは、エビの姿煮や昆布巻き、黒豆煮など、めでたい意味がこもった定番メニューの数々。
ですが、今回は少し違う視点にこだわったおせちが登場したとのこと。
料理を小分けにするトレーについて、プラスチックでも木製でもなく、石灰石が主な原料でプラスチックや紙を代替する新素材「LIMEX(ライメックス)」を活用し、食品を入れる包材などを開発したそうです。
こちらは、素材開発のスタートアップ「TBM(東京・中央)」が提携し、ミートボールで有名な石井食品が2020年のお正月向けに販売します。
年々、食品メーカーに求められることは様々にあり、美味しいのは当然。
使用する食材の生産方法と調理の仕方の両面で安全と安心を担保するのも当たり前。
そして、加えて新たな条件を満たすことが必要となってきており、そちらの条件が容器や袋が環境に優しいこと。
TBMが開発したLIMEXは、世界各地に豊富にある資源の石灰石が主な原料であり、紙と違って大量の水を使用せず、紙と似た薄いシートを作成することが可能とのことで、石油由来の樹脂の使用を減らすことに繋がり、加工しやすいことも特徴の一つとされています。
LIMEXは既にあちこちで使用されるようになっており、吉野家をはじめとした外食チェーンが、店頭に置くメニューの素材に採用。
商社や銀行が配布用冊子に使用しているほか、クリアファイルや食器、ボールペンなどでも製品化され始めています!!
国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)に象徴されるように、天然資源の使用を削減し、地球環境への負荷を減らすことが様々な分野で課題となっています。
プラスチック製のストローを使用することをやめるなど、環境に配慮して店舗運営していることをアピールするのもその一環です。
もし、私たち消費者がこうした活動を支持しないなら、取り組みは広がりを持つことが出来ないかもしれない。
ですが、消費者の一部にはたんに値段の安さではなく、環境に優しい商品かどうかを重視する動きも見られます。
私たち自身が住みやすい環境へ・・・小さな努力の積み重ねがとても大切だと感じます。

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